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おいらの人生これから、こらから・・持病に負けず、老いにも負けず・・リタイヤ爺の独り言

不安


68年間で万葉集なるものを食べたことが無かったので、「初春の令月にして、氣淑く風和ぎ」何ぞと言われても、味が分から無い。

昔、・国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する・と謳われている憲法九条の元で、はからずも兵隊さんに身を置いたことがあったが、あの世界は令のオンパレード。

自衛隊法施行令に始まり、陸上総隊司令部、自衛艦隊司令部、航空総隊司令部、その下の各師団、旅団にもそれぞれ司令部があり、演習では、号令、移動命令、伝令、待機命令、射撃命令、突撃命令、とみな言葉尻には令etc、規律も礼もすべて命令からなる。

別に自衛隊さんの悪口を言いたいのではなく令がつく言葉が多々ありますよ、てな事でご理解いただければ・・。

ま、いい意味での令の使い道もあるわけで、令室・令息・令嬢とか、おいらブルジョアとかそちら系の世界の住人でないので、そう呼んだことも、呼ばれた事も無い、だからこの令使いは実感できない。

和についてはどうだろう、和気・柔和・温和・緩和、やわらぐ・やわらげる・なごむ・なごやか、どれをとっても心和らぐ言葉だ。

令と和、令の下の元での和、どうだろう、そう考えるとおいら、ちょいと違和感が・・

ま、そんな事をほざいてみても、否応なく「令和」と言う時代が始まる、そして1年も経たないうちに「令和」が当たり前になり、「令和」しか考えられなくなり、池に投げ入れた石ころの波紋がすぐに消え、穏やかな水面に戻るように、おいら達は何事もなかったように日々を過ごすのだろう、池に沈んだ石ころの事などは思い出す事も無く。

パプリカ01

ところで、本日10時からゴルフの予約を入れてあったのだが・・
2019・4・3



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昭和・・平成・・?



母がいる病院は、今年に入ってから院内感染予防のため面会禁止が続いている。

それでも手を消毒し、マスクをかけてわずかの時間だが、母の顔を見に行く。

最近の母は、どこか遠くを見ている、時よりおいらの顔を見て「忙しんでしょ、帰っていいのよ」と、母は昔のおいらに話しかける。

いずれにしても、まだおいらの顔を覚えてくれている、それがちょいと嬉しい、昨年は秋まで持たないだろうと覚悟をしていたが、今こうして新しい時代の入り口まで、命の火を灯し続けていてくれる。

昔母から見せられた古ぼけた写真、樺太にいた時代の、真岡郵便電信局の同僚達との集合写真、2・30人はいただろうか、その中の半数は終戦時ソ連兵の侵攻により命を落としてそうな、その時、青酸カリで自決した同僚もにこやか顔で写っている。

あの時防空壕で、ソ連兵の銃撃で太ももを撃たれなければ、たぶん配給されていた青酸カリで、同僚たちと同じ運命をたどったに違いないと、子供だったおいらに話してくれたことがあったっけ。

18歳、青春真っ盛りのあの時代、戦後生まれのおいらには想像も出来ない動乱の時代を生き抜いてきた母。

まだ元号は知らされていない今朝、ふと病院のベットで横たわる、どこか遠くを見ている母の姿を思い出し、胸を締め付けられる。

今日も病院に行こう、でもその前にリハビリに行かなくちゃ、新元号の発表はたぶん6番ホールを回る頃か。


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怖い話


カラオケバトルと言うテレビ番組を奥方と2人でよく見る。

あまりりテレビを見ない奥方が、この番組は何故かお気に入りなのである。

横に並んで座っているタレントさん達は、歌い終えた歌い手さん(素人さんが大半)をわざとらしく絶賛するのだが、審査員ではない。

審査はカラオケマシーンなる機械がする、たぶんAI技術も取り入れられた判定マシーンだと思うが。

おそろしい04

人様の唄う歌をこの機械が点数をつける、そもそも歌う事って、人に想いを伝える伝達手段だと、浅はかなおいらは思っている。

だがここでは歌い手は機械に聞かせているのである。

機械は、歌い手の音程、抑揚、その他もろもろの歌唱技術を判定し、結果を点数で表示する。

こんな事になるまえは、その筋の実力者らしき人達が審査員と称して、歌い手をほめたり、こき下ろしたりして、最終的には点数で出来不出来を順位を決めた。

そもそも、おいら的には、歌い手たちに点数をつけて、順番を点けること自体もってのほかで、歌を聴いて想う事は、百人百様な訳で、それが何故こんな変てこな歌合戦になってしまったのか。

なんて事を、のた申ている割には楽しく見ているおいら、其れこそ変かもな。

でもこんな番組が流行る今の時代、ちょいと分かるような気もする。

まず、機械が歌い手の出来不出来を評価するのだから、評価される側にとっては、評価基準が公平で誰も恨めない。

karaoke.jpg

そしてこれが人による判定だったら、まかり間違えば審査員も恨みの対象となる、聞く人たちも内心「こいつ下手くそだなぁ」などと思っていてもそんなことは機械が判定してくれる。

だから、誰も恨まれず、誰も恨めない、今の世、何でもかんでも順番をつけたがる、そんな風潮の中でこのカラオケマシーンなるものは歌い手、聞き手の、ひとつのオアシスのような、存在なのではなかろうか。

近い将来、シンギュラリティに到達したAIは、職場の中でも強い権力を持ち、AIによる人事管理がポピュラーになる。

社内には監視カメラがいたる所にセットされ、作業空間にはドローンが飛び回る。

そして最終的には、人の評価はカラオケマシーンならぬ人事管理マシーンが、労働者、さらには経営者の能力までも判定し、生き残る者、切り捨てる者を判定、実行する。

おそろしい01

人事管理マシーンは膨大なデーターから、公平に人を評価するので、首を宣言された者も、誰も恨めないまま去るしかない。

おそろしい02

ま、春の陽気に誘われて、訳の分らん事を思ってみたのだが、ひょっとしてひょっとすると、そんな時代が訪れるかも。

人の人による人のための社会、それがいつしかAIのAIによるAIのための社会、おいらが死ぬまでには訪れるであろうAIのシンギュラリティ到達、けっこう絵空事ではないかも。

おそろしい03








おいらが、ばくである所以


おいらは獏の如く夢を食べておる

あなた達の心の平安を守るため、あなた達の悪しき夢を代わって食べているのだ。

おいらはこの歳になっても夢を追いかけておる

その夢を育てるのが好きだ、時には夢を食っている

もちろん悪夢も同様に食しておる

そんなおいらだから、時々心を病んだ輩が悪しき夢をおいらの食卓に並べて帰る

おいらは其れを躊躇なく食らう

おいらの胃袋は特殊で、悪しき夢を強力な消化酵素で瞬時に溶かし、幸せと言う栄養素に換え吸収する

だからおいらはただの肥満ではない、俗に言う幸せ太りと言うやつだ

時にはおいらでも消化しきれない、おどろおどろな悪夢もあるが、そんな時は裏山に穴を掘って埋めてくる

もちろん、この裏山は常時立ち入り禁止の札を立て、柵を巡らしておる

ここで一つ言っておきたいのは、おいらは別に悪しき夢が好物と言う訳では無いと言う事だ

やはり幸せな夢はおいらにとってもご馳走だ

みんなの幸せのため一意専心の思いで悪しき夢を食らってはいるが、せめて週一でいいから香美脆味とは言わないまでも、幸せの夢料理を堪能してみたい。

吾輩は獏である、老驥伏櫪、志在千里な爺でもある。


いい夢も、悪い夢も、メールフォームで受付中。


4・15・05




新年早々愚痴ってるのだ


なんせ小人なおいらの事、政治に関しては拱手傍観を貫いておるので偉そうなことは言えないのだが、余りにも日本丸の船頭さんの某弱無人な振る舞いにちょいと憤りを覚えておる。

とはいえ小人の遠吠えで、声を荒げて叫んではみるものの、蜂の一刺しどころか蚤の一刺しにもならぬ事は重々承知しておる。

支配と言う言葉を隠し、巨大な議席を獲得して息巻く与党、主義を貫けず与党の吹毛之求に固執する弱小野党、隣のおバカな小国がロケットを打ち上げると、誰かさんの思惑どうりにプロパガンダまがいな緊急放送をたれ流し、大与党の提灯持ちになり下がった感のあるマスメディア、敗戦国であること、それ故に某国の属国とならざる負えないこと、それを受け止めようとすることすら忘れた我ら庶民。

未来を担う子供達に税金を使う事はとても素晴らしい、官邸主導ですんなり決まる労働者の賃金アップ、これも素晴らしい政策、まだまだあるぞ美味しそうなお話し。

そんなもっともらしいお話を盾に出るわ出るわ弱い者いじめ的な増税の数々、じじばばの年金を減らし、生保を引き下げ、今の若者なんざ幾つになったらご隠居さんになれる事やら。

そんな弱小庶民とは裏腹に、密かに懐を肥やすお役人、政治家、そして1部上場のリーダー達、多分飛んでくることは無いだろうミサイルを撃ち落とすお安いミサイル、一機5億円、これ一機で50人収容の立派な保育所が出来る、今トランプさんから押し売りされようとしている超高高度迎撃システムなんざ1000億とか、今国民一人が背負わされている借財は800万円とか、もちろん産まれたばかりの赤子から死ぬ事を忘れた超お年寄りも員数に入ってのお話、そんな事を考えるとちょいと馬鹿々々しくなる。

でもねぇ馬鹿々々しくなると言いつつも、お上の宣伝文句を鵜呑みにして流されるのも何だし、1000兆の借金と言うが裏を返せば国民が政府に貸し付けてあるお金なんだし、他国からは貸付こそあれ借入なんぞは無いに等しく、言わば親が子に、子が親に貸してあるようなもの、そう考えると身内の中での貸し借りな訳で、そうそう悲壮感をむき出しにするようなことではないんじゃないかと。

そもそも公務員のお給料が国家予算の半分を占めていることこそちょいと、いや大いに変ではないのか、日本株式会社の財務担当のお役人はバランスシートの片面だけをフォーカスして悲壮感を漂わせているふりをしていまいか、その悲壮感に煽られて消費税アップも已む無しなんて思っている庶民、税金が上がって国が豊かになるのならそれもありだが、おいら的にはなんか騙されている感が否めないのだ。

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中高年よ大志を抱け
クラーク02
プロフィール

ばく

Author:ばく
獏(ばく)は、中国から日本へ伝わった伝説の生物。人の悪夢を喰って生きると言われてます。どうぞ悪夢を見た時はここに来て「この夢をばくにあげます」とコメントして下さい、そうすれば貴方は、その悪夢を二度と見ずにすむ事でしょう。

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