おいらの人生これから、こらから・・持病に負けず、老いにも負けず・・リタイヤ爺の独り言

「はんがーカフェテリア」(9)

祥幹が寺を継いで五年が過ぎた頃、檀家の岡崎家
の一人娘、朝子と結婚、すぐに薫が生まれた。

朝子は地元の高校を卒業して、北大の文学部に入
り本好きが講じて、在学中、明治大の講習会に一
ヵ月通い司書資格を取った。

その時、朝子の一ヵ月の、東京暮らしにあたり、
岡崎家から相談を受けたのが祥幹だった、祥幹は
明大時代の親友が、御茶ノ水にいたので、駿河台
キャンパスに近い彼の実家に居候させてもらうこ
とにした。

そんな経緯もあり、帯広に戻り図書館勤めをして
いた朝子との恋は必然のものとなり、朝子の父の
3回忌の後、所帯を持った。

祥幹と朝子は薫をこよなく愛した。

だが、三人の珠玉の生活も、三年目の秋に朝子の
突然の病によって幕を閉じた。

それから現在まで祥幹は、娘一筋に、又、悟りの
世界で生きてきた。

薫も又母の意を汲むかのように、北大を経て、
母が僅かな時を過ごした、同じ図書館で働くよう
になった。

そして北大を卒業し、薫が図書館勤めを始めた、
祥幹50才の時、求不得苦の悟りをと言う事で、
この食堂を始めたのだ。

「あら、嫌だわ、会ったばかりの貴方に」

「いいえ・・」

薫の頬は又しても紅く染まっていた。

しばらくの沈黙のうち翔太が口を開いた。

「求不得苦(ぐふとくく)って?」

「後から父に聞くといいわ」

「お腹すいたでしょ」

「すごくすいてるんですよ、薫さんは?」

「私も、今日は、まだ何も食べていないんですもの」

「実は僕もなんです、こんな事は初めてです」

すると薫は赤い頬のまま、楽しそうに笑った。

                 つづく



さあ、そろそろお分かりになって来たでしょうか
私には見えてきました。あたりまえじゃ~

明日からは、メモ帳に下書きしながら進めよぉっと。
だんだんと辻褄が合わなくなく来そうだし。







fc2・R




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獏(ばく)は、中国から日本へ伝わった伝説の生物。人の悪夢を喰って生きると言われてます。どうぞ悪夢を見た時はここに来て「この夢をばくにあげます」とコメントして下さい、そうすれば貴方は、その悪夢を二度と見ずにすむ事でしょう。

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