おいらの人生これから、こらから・・持病に負けず、老いにも負けず・・リタイヤ爺の独り言

おもひでぼろぼろ

ランドセルに押し潰されそうになりながらも、その足どり、いと軽く・・

緑のおばさんが振る黄色い旗は、新一年生の真剣な眼差しを受け、一段と鮮やかな色合いに。

いつもの光景だがいいですなぁ

ふと昔々のおいらを振り返る。

歌志内文珠小学校・・

小学1年生の頃、おいらが通った学校だ。

文殊小学校01


多分1、2年間だけだと思うが、その当時の記憶は殆ど無い。

後で分かった事なのだが、その頃、親の仕事の関係で、紫明女子学院の社宅に住んでいた。
紫明女子学院というのは所謂女子の鑑別所だ。

その当時の鑑別所には刑務所のような高い塀も鉄線もなく、社宅も宿舎の隣で隔たりが無かったように思う。

そんな頃の唯一の記憶は、入所しているお姉さんが脱走した時に響きわたるサイレンの音だ。

このサイレンが鳴ると、社宅の連中は家に入り鍵をかける、職員達は慌ただしく捜索に奔走する。

宿舎の周りで遊んでいると、普段優しいお姉さんが独居房の窓から入れ墨の入った手を振り、おいらを誘う、そしておいらは、その窓の下に腰をおろし、お姉さんの話し相手をするのだ。

五十数年も前の事なのに、お姉さんの腕に彫られた真っ赤な薔薇の花は、なぜか鮮明に覚えている。

不思議な事に学校生活の思い出がまるで無い、いったいその頃のおいらはどんな子だったのだろう。

この頃、親に何があったのかは今も分からないが、少くなくても三度住処が変わったと思う、歌志内、上砂川、そして赤平、記憶に甦えるのは、天に突き刺さるかのような真っ黒なボタ山と、おやつ代わりに食べた沢で獲ったザリガニ、それと木の下に新聞紙を敷きつめ、皆で木を揺すり落とした桑の実、それを拾い集めて口に頰張る、紫色に染まったシャツと唇、帰ると母に怒られたっけ。

思い出したくても思い出せない記憶、きっとあの時代の、家族の波乱を子供ながらに察知して、おいらはおいらの頭の中の何処か奥深い所に、その頃の記憶をしまい込んだのかもしれない。

まだちょいと早いが、恍惚の人と呼ばれる御方の仲間入りを果たす頃には、ひょっとしたら思い出すかもしれない・・








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コメント
愛新覚羅さん

おはようございます。

刑務所ではなく少年院だったとおもいます。
朧気に制服姿の父親を記憶しておりますので・・
多分、警務官みたいな職業だったと思います
母親もその頃の話は一切しません。
お姉さんの顔は思い出せません、ただ赤い薔薇の入れ墨だけです。
2014/04/14(月) 09:27 | URL | ばく #-[ コメントの編集]
転校
バク様
こんばんは。

私も父親の転勤で子供の頃引越で転校ばかりしていました。
同じく社宅ですが今だったら高くて住めないようなところばかりです。
勿論昔のことですから高級地に住んでいても貧乏です。
流石に刑務所の近くには住んだことがありません。
お姉さんは綺麗な人だったのでしょうか。

愛新覚羅

2014/04/11(金) 19:50 | URL | aishinkakura #-[ コメントの編集]
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