おいらの人生これから、こらから・・持病に負けず、老いにも負けず・・リタイヤ爺の独り言

愛の国から幸福へ


早いもので、君が旅立ってから3年目の夏が来る。

陽炎のような記憶を辿れば、二十歳の夏、海が見たくて二人で一両仕立てのジーゼルに乗り広尾まで行った。

広尾の海は、青くはないが穏やかで、何する事も無くぼんやりと、ただぼんやりと日傘の中で海を見ていたっけ。

あの時、何を話したのかは記憶にないけど、今思い出すと何故か胸がつまる。

あの頃の広尾線は、日に四往復、 陽が落ちる前に汽車に乗り帯広に向かう、車内には二人だけ、多分ただぼんやりと、いつもそうだったように会話も無く。

幸福駅37


帯広に着く三駅前に幸福駅がある、彼女の実家がある村、そこで降りた、無人の駅は人影もなく、芹洋子さんが歌った「愛の国から幸福へ」がヒットする三年前ぐらいだったので、駅と言ってもホームに立つ幸福の駅名標だけ。

幸福駅34


夕日を背に受け、村の砂利道を2里ほど歩き、その夜君の実家に泊まる、何故そうなったのかは思い出せないが・・




昨日、奥方はばば友とゴルフへ、おいてきぼりのおいらはちょいと暇、なのでお許しの機会を失っている、内緒購入のデジイチを引っ張り出してきて徘徊することに、当てもなく車で出たのだが、ふと昔の甘苦い思い出がよみがえり、幸福駅に向けて車を走らせた。
 
45年ぶりの幸福駅、昔は遠かったけど、今じゃ我が家から車で20分、君の実家は高速道路で跡形もなく、パンフで見ていた幸福駅は想っていたより小さく、小屋の中も外壁も幸せを願うカードが所狭しと張り付けられ、平日のせいか人影もまばらでちょいと寂しい。

幸福駅06


幸福駅04




綺麗に舗装され観光地と化した幸福駅、あの頃の面影と言えば、展示されてるジーゼルぐらいなものだ。

幸福駅01


閑散とした幸福駅、昔のあの日を探して、おいら望遠と広角を差し替えながら夢中でシャッターを切った。


つづく




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中高年よ大志を抱け
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獏(ばく)は、中国から日本へ伝わった伝説の生物。人の悪夢を喰って生きると言われてます。どうぞ悪夢を見た時はここに来て「この夢をばくにあげます」とコメントして下さい、そうすれば貴方は、その悪夢を二度と見ずにすむ事でしょう。

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